NetNebulas NSX-Dによる全国拠点のサブネットへの統合事例

日本全国に営業拠点および製造拠点を持つ一部上場企業のお客様

NetNebulas NSX-Dによる全国拠点のサブネットへの統合事例

対象のお客様要件

日本全国に営業拠点および製造拠点を持つ一部上場企業のお客様より、既存のNetWyvern SuperDHCPで行っていたIPアドレスの配布を機器更改にてNetNebulas NSX-Dに移行するにあたり、以下のような要件が挙げられた。
・週末の休日出勤者の業務を原則的に止めることなく、機器移行を行う。
・全てのIPアドレスのリースは、登録されている端末にのみ行うことが原則であり、これらのサブネットおよび端末の登録は本社のネットワーク運用部隊で統合的に行われている。これらのネットワーク運用部隊での機器移行に伴う業務移行も原則的に1日程度で実施できること。

なお、既存のNetWyvern SuperDHCPは、都内の本社地区とその他拠点の約100サブネットに接続される約30,000台のユーザ端末を対象にIPアドレスを払い出しており、DDHA(拠点間冗長化)にて本社サーバ室と近郊のデータセンターの2か所に配備されている。
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厳しい要件を満たすためにNetNebulas NSX-Dを使った理由

何よりも、機器移行の際にサービスを止めないことと、運用引継ぎが1日でできることを念頭に置くと以下の理由からNetNebulas NSX-D以外の選択肢は無かった。
・既存のNetWyvern SuperDHCPで使用しているDDHAの拠点間冗長機能を継承していること。
・IPアドレスの配布性能が、NetWyvern SuperDHCP 以上であること
・データ構造の違いを操作性で吸収するために、アプリケーションツールを用意できるAPIを装備していること。

スムーズな移行と容易な運用を可能にした機能

端末情報やサブネット情報が日々更新されている中、短時間でのデータ移行を可能にしたのが、エクスポートとインポート機能である。NetWyvern SuperDHCPからエクスポートされてきたCSVファイルを用意したツールを使ってNetNebulas NSX-Dでインポート可能なCSVファイルに変換、週末の1日で切換えるデータを投入した状態でNetNebulas NSX-Dを切替え前日に準備した。もちろん、事前に稼働情報を取得し、詳細な分析と変換イメージを作成することで、入念な検証とレビューにより切替え当日の不測の事態を避ける定石は踏んでいる。

データ移行と同様に課題となるのが、IPアドレスのリースポリシーで使用する端末情報のデータ構造の違いである。データ構造の違いによる操作体系の違いを短期間で複数の運用担当者が修得するのは難しい。そこで使われたのがAPIによる簡易操作を可能にする運用ツールの開発である。NetNebulas NSX-Dの配布ポリシーで必要なユーザや端末の概念を意識せず従来の設定操作を可能にするために、運用ツールを開発して用意することにより、同ツールでの操作方法と手順書の説明だけで短時間のうちに運用操作の移行も可能にした。

これらの工夫により、週末の1日で2拠点に設置されたDHCPサーバの機器更改をサービス停止によるユーザ端末の通信障害に直面することなく実現できた。
実際の移行切替えでは、お客様担当者の協力を頂きながら、切替え直後のIPアドレスの払出しログを見ながらの手に汗握るスリリングな状況であり、多少の想定外の事態はあったものの、予定通り1日で切替えに成功したことについては、お客さまも驚かれていた。

構成概要

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本システムの特徴

NetNebulas NSX-DによるMACアドレスのフィルター機能を使いながらのIPアドレスの払い出し性能と、WAPIによる簡易運用を可能にした運用アプリケーションである。

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